参画事業者行動目標

goal

参画事業者
行動目標

株式会社おいしい健康

行動目標1

取り組む課題

食塩(ナトリウム)の過剰摂取

中長期的な目標

自社のアプリにおいて、献立提案AIアルゴリズム(※)を用いたメニューや料理以外の減塩手段の情報提供を行い、消費者の食事全体(主食、主菜、副菜、汁物等)の減塩を目指す。また、消費者個人へのアプローチに加えて、これらのコンテンツとアルゴリズムを外食・中食製品の開発に応用することで、事業者による減塩商品の開発を促進する。
※献立提案AIアルゴリズムは、食事摂取基準の目標量に基づき作成され、個々人の属性・健康状態・食嗜好に応じてパーソナライズされたものである。ユーザーから得られるビッグデータ解析や、本アルゴリズムを活用した高血圧疾患予防の臨床研究等を通して、随時精度向上を図る。また、適正食塩相当量は、厚生労働省「日本人の食事摂取基準2020」における「成人1日当たり男性7.5g未満、女性6.5g未満」に基づく。

行動計画

①2024年末まで:当該アルゴリズムをリリースし、個人向けに自社アプリ内でサービス提供を開始し、利用者の拡大を目指す。
②2025年〜27年末:27年末までにユーザーの拡大及びサービスの月間利用者数を1,000万人達成を目指す。利用者数拡充のための取組として、外食・中食向けに、減塩レシピ/メニュー開発システムを提供開始する。

実施期間

2023年~2027年(5年間)

評価指標(KPI)

MAU 1,000万件/月平均

評価指標の直近の数値

MAU 40万件

評価指標のモニタリング手法

Googleアナリティクスおよびサーバーログから解析

中長期的な目標
行動計画の背景・理由
現状の課題認識

現在、日本の家庭では77%の世帯が週5日以上、夕食を自炊している。家庭で多く作られる和食は調味料の使用傾向から比較的食塩量が多くなりやすく、食塩量を減らす方法のみで家族が満足する食事を作ることは難しい。また食塩摂取のみならず、栄養バランス全体や、調理の手間・食材に気を配ることが多く、その負担は非常に大きい。そこで当社では、強みとする健康状態のビッグデータを活用し、データサイエンスに基づく献立提案を通じて、日常の食事における食塩摂取量の最適化を実現したいと考えている。

行動目標2

取り組む課題

若年女性のやせ

中長期的な目標

自社のアプリにおいて、美容・体型に気遣いつつも必要な栄養素の摂取を支援する「食べて美しく献立提案AIアルゴリズム」を実装し、ユーザーの拡大を図る。
※1 食べて美しく献立提案AIアルゴリズムとは、例えば、BMI18.5未満のユーザーがダイエットメニューを選べないようにするなどユーザーデータの特徴を学習し、その学習結果を元に新しいデータを予測したり分類したりすることでユーザーの健康維持に寄与する提案を最適化する機能である。ユーザーから得られるビッグデータ解析や、本アルゴリズムを活用した女性の健康維持に関する臨床研究等を通して、随時精度向上を図る。

行動計画

①2025年末までに、自社のアプリにおいて、利用者女性の適正体重、必要な栄養バランス、心身の満足度に最適化した食事提案アルゴリズム(提案ロジック)をリリースする。
②2026年末までに、自社のアプリ内で当該アルゴリズムのユーザー拡大を行う。
③2027年末:製品版をリリースする(アプリを通じて提供される機能)。27年末までにユーザーの拡大及び1,000万MAUを達成するためアルゴリズムのブラッシュアップを計りながら、マーケティングを実施する。

実施期間

2023年~2027年(5年間)

評価指標(KPI)

①アルゴリズムのリリース
②MAU 1,000万件/月平均
③製品版のリリース

評価指標の直近の数値

①、③新規に評価指標を設定しているため、直近数値はなし
②MAU 40万件

評価指標のモニタリング手法

①アルゴリズムのリリース
②Googleアナリティクスおよびサーバーログから解析
③プレスリリース

中長期的な目標
行動計画の背景・理由
現状の課題認識

当社では“体脂肪1kg当たり7,000kcal” を1ヶ月間の食事で無理なく減らす設定ができるダイエットメニューを提供しており、BMI18.5未満のユーザーにはダイエットメニューを表示しない等、安全機構を設定している。しかしながら、当社と医療機関が実施した減量の共同研究では、多くのやせ女性が「さらに痩せたい」という思いで応募してくるという現実がある(一方、本来減量が必要な肥満層の応募は少ない)。こうした中、女性の適正体重の維持の重要性をどのように訴求・浸透させるべきか、常々懸念している。